医療連携

動物と人との絆が強くなり、飼い主様の多くが動物の疾病に対して積極的な治療を望んでいることが多くなりました。 また、ヒト医療と同様に精度の高い検査機器,超音波検査装置,関節鏡装置、MRI,CTなどの診断装置が動物医療でも導入され,従来では確定診断が困難であった疾患を正確に診断することが可能になり,そこから得られた情報と経験をもとに飼い主に対して種々の治療法の選択肢を提供することが可能になっています。

獣医療連携とは

獣医療連携とは、各動物病院が自らの施設の実情や地域の医療状況に応じて、獣医療機能の分担と専門化を進め、医療機関同士が相互に円滑な連携を図り、その有する機能を有効活用することにより、動物が継続性のある適切な獣医療を受けられるようにするものです。

獣医療連携

医療の機能分担

獣医療の機能分担とは、日頃の一般的な診療やワクチン注射、フィラリア予防やノミダニ予防などは、地域の身近な 「かかりつけ動物病院」にお願いをし、より専門的な検査や治療が必要な場合、かかりつけ医に紹介状を書いていただき「名古屋動物医療センターなどの2次専門病院」で診察・治療をうけることです。 多くの動物病院では、飼い主様が納得して診察・治療が円滑に進むよう、また、より重症な疾患を持つ動物の診断・治療が良好にできるように配慮しています。

紹介予約制

「かかりつけ動物病院」様からの紹介を受けて動物の診療を行っています。 「かかりつけ動物病院」様で専門病院などへの紹介が必要になった場合、先ずは名古屋動物医療センターに電話連絡していただきます。同時に治療経過を書いた紹介状(診療情報提供書)をFAXしていただきます。飼い主と相談の上、予約をしてから受診していただきます。予約が無いと診察できない場合がありますので、ご協力をお願いいたしいます。

返送・逆紹介

ご紹介いただいた動物の症状が軽快・安定した場合には、「かかりつけ動物病院」において継続治療あるいは経過観察していただくように、当院での治療経過とその後の診療方針などの診療情報を記載して「返送」をいたします。 「かかりつけ動物病院」様との情報の共有・連携を推進しております。 また、特定の「かかりつけ動物病院」がない場合は、新たな「かかりつけ動物病院」を紹介する「逆紹介」も実施しています。

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